マテリアリティ

マテリアリティの特定

2023年5月に当社は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)等の目指すべき社会の実現に向け、社会と当社の持続的な発展と中長期的な企業価値に影響を与える重要な課題(マテリアリティ)及び4つの重点取組事項を特定しました。
※マテリアリティ及び4つの重点取組事項は
2023年5月の取締役会にて承認

マテリアリティマップ

4つの重点取組事項を特定

4つの重点取組事項に関連したあるべき姿、
貢献するSDGsとKPI

持続的な価値創造のための重点取組事項

重点取組事項 マテリアリティ あるべき姿 貢献するSDGs KPI
新規事業とポートフォリオの確立 ・新規事業とポートフォリオの確立
  • 既存事業で安定した収益を上げ、新規事業に投資することで、既存事業以外からの収益が確立されている状態
働き買いも経済成長も産業と技術革新の基盤をつくろうパートナーシップで目標を達成しよう
・2025年1月までにBUYMA事業以外で売上10億円以上を目指す
サービス品質/ユーザー体験の質向上 ・顧客満足度の向上
・コンプライアンスの遵守
・顧客プライバシー
・データセキュリティ
  • 顧客がBUYMAサービスを不安なく継続して利用したいと思っている状態
  • 顧客がセキュリティ面において不安を感じずに利用し続けられている状態
人や国の不平等をなくそうつくる責任つかう責任平和と公正をすべての人に
・個人情報等の漏洩事故発生0件を継続する
優秀な人材の活躍と機会
均等
・従業員のバリューアップ
・ダイバーシティと機会均等
  • 各従業員が会社の成長に貢献し、個々人の能力を向上できている実感を持っている状態
  • 従業員のみならず、BUYMA利用者においても多種多様な人材が活躍できる場を提供できている状態
質の高い教育をみんなにジェンダー平等を実現しよう働き買いも経済成長も人や国の不平等をなくそう
グローバル市場への更なる拡大 ・グローバル市場への更なる拡大
  • 海外向け事業からの収益を拡大し、国内市場に依存しない状態
働き買いも経済成長もパートナーシップで目標を達成しよう
・2028年1月期までに海外向け売上高10億円を目指す*

  

* 海外向け売上高については、GLOBAL BUYMAにおける売上高及び今後の新規事業ないし買収先の企業における海外向け売上高を指します。

マテリアリティ及び4つの重点取組事項の特定プロセス

STEP 1:マテリアリティ候補項目の抽出・整理

社会と企業の双方のサステナビリティ実現に向けた課題を特定するため、SDGs、GRI、同業社のマテリアリティ等を参考に課題候補のピックアップをし、これらを集約・統合しマテリアリティ候補リストを作成しました。

STEP 2:マテリアリティ候補の評価

マテリアリティ候補の重要度を評価するため、マテリアリティマトリクスにおいて、縦軸にステークホルダーにとっての重要度としてSASB、各種ESG評価機関の評価項目、投資家へのヒアリング結果などを重み付けした後に集計し重要度を評価しました。
次に、当社にとっての重要度を横軸とし、社内取締役にヒアリングを実施し、当社の行動指針、取組、戦略、ビジョン等を加味した自社にとっての重要度を評価しました。
これらの要素をプロットしたマトリクスを作成し、8個の項目を特定し、関連する項目をグルーピングし4つの重点取組事項を特定しました。

STEP 3:妥当性の評価

Step2で実施した評価結果に基づき、経営層及び取締役会のレビューを経て、マテリアリティ及び4つの重点取組事項を特定しました。

4つの重点取組事項に関連する機会/リスク

上述の4つの重点取組事項に関連する機会/リスクは以下と認識しております。

重点取組事項 項目     認識している機会/リスク    
新規事業とポートフォリオの確立 経済 当社は”Specialty” Marketplace(スペシャルティマーケットプレイス)「BUYMA(バイマ)」を中心としたビジネスモデルを展開し事業成長を継続してまいりました。コロナ禍におけるBUYMA事業は、リアル店舗からECサイトへと需要がシフトしたことにより事業を拡大できた一方で、海外ファッション等の商材は、為替影響や海外のインフレーションによる価格高騰で消費の冷え込みを受けるなど、事業成長戦略を描く上で、ビジネスリスクの分散が必要と認識しました。このような背景から、継続的な事業成長を達成していくためには、BUYMA事業のみならず新規事業からの新たな収益源の獲得が必要と認識しております。
サービス品質/ユーザー体験の質向上 経済 当社は”Specialty” Marketplace(スペシャルティマーケットプレイス)「BUYMA(バイマ)」を運営しており、競合他社や新サービスの台頭による競争環境下にあります。このような状況下でBUYMA事業を継続的に成長させていくためには、サービス品質及びユーザー体験の質向上が必要と認識しております。具体的には、UI/UXの改善のみならず、安心・安全イメージレベルの向上に繋がる取組が必要と認識しております。
優秀な人材の活躍と機会
均等
社会 当社は”Specialty” Marketplace(スペシャルティマーケットプレイス)「BUYMA(バイマ)」を運営しており、システムやアプリケーション開発を含め、多様な人材が活躍できる場を提供しております。また、BUYMAに商品を出品しているユーザーも世界各国におり、場所・性別・国籍にとらわれず、良い商材を見つけられれば、個人/法人を問わず収益を上げることができます。
このように、BUYMA事業に関与する人材のみならず、BUYMA上で商品を出品するユーザーが拡大することで、BUYMA事業のより良い活性に繋がるとともに、雇用促進など社会的役割も果たせていると認識しております。
グローバル市場への更なる拡大 経済 2023年1月期において、ファッション関連のEC&ラグジュアリー市場は、急速な円安の進行と海外でのインフレによる出品価格上昇の影響により、ライトユーザーにおける消費マインドの低下傾向が続き、当事業年度の総取扱高は前年割れとなりました。今後も引き続き、為替変動リスク等、不確実かつ不透明な状況が続くことが予想されており、国内市場に依存せず海外向け事業の売上を拡大することが継続的な成長を目指すうえで必要と認識しております。

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