
株主の皆様へ
「構造改革の完遂と、調整後EPS成長による企業価値の最大化」
株主の皆様には、平素より多大なるご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
1. 第22期の振り返りと「PHOENIX PROJECT」の始動
第22期(2026年1月期)は、当社にとって極めて厳しい試練の一年となりました。長引く円安やインフレによる価格高騰が続き、通期のBUYMAの総取扱高は前年を割り込みました。特に第4四半期は前年同期比90.5%と、業績の反転には至っておらず、この現状を経営陣として非常に重く受け止めております。
この停滞を打破すべく、当社は第4四半期より構造改革「PHOENIX PROJECT」を始動いたしました。これは、過去の成功体験を一度リセットし、時価総額1,000億円の大台突破を目指し、エニグモが再び「ベンチャー」として蘇るための不退転の挑戦と位置付けております。
2. 経営の羅針盤:最重要KPIとしての「調整後EPS(一株当たり利益)」
当社は、第2四半期に発表した新経営方針において、経営の最重要KPIを「調整後EPS」に一本化いたしました。
のれんの償却や一時的な費用といった会計上の変動要因を除外した「本質的な稼ぐ力」を明確に示し、それを株主還元とダイレクトに連動させることが、投資家の皆様との信頼関係を築く最善の道であると確信したためです。今後は、この調整後EPSの持続的な成長を、あらゆる経営判断の軸に据えてまいります。
3. 構造改革の3本柱と成長回帰への道筋
第23期(2027年1月期)は、「PHOENIX PROJECT」を全社レベルで加速させてまいります。
BUYMAの再成長:
AIを最大活用した「アベンジャーズ化」により、個の生産性と業績インパクトを極限まで高め
てまいります。多様な顧客層に対し、他にはない「選択理由(プレファレンス)」を提供し、
再び力強い成長軌道へと戻してまいります。
ポートフォリオ経営への進化:
第二の柱である「BUYMA TRAVEL」の拡大、そしてヘルスケア領域や戦略的M&Aによる第三
の収益源確立を迅速に進めてまいります。
特定の外部環境に左右されない、盤石な収益構造を構築してまいります。
株主還元の確約:
構造改革をやり抜く決意として、2年間の構造改革期間においては一株当たり30円の配当を
実施いたします。
その後は成長した調整後EPSに連動し、配当性向50%又はDOE 5%という高い水準での還元を
継続してまいります。
エニグモは今、全社員がワンチームとなり、感動を届けるプラットフォーマーとして再起するプロセスにおります。私たちは必ずや最高益を更新し、再び成長のステージへと駆け上がってまいります。
株主の皆様におかれましては、新生エニグモの挑戦に、引き続き変わらぬご期待とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
